TAKABULL CURRY

丹波篠山の無水チキンカリーのタカブルカリーさまの出店風景
野菜や肉の持つ水分だけで鶏肉が柔らかくなるまで煮込まれた具材とスパイスが絶妙に溶け合い、うまみが凝縮した無水チキンカリー。ライスとカレーの周りの副菜を混ぜることで味の変化も楽しめる。
野菜や肉の持つ水分だけで鶏肉が柔らかくなるまで煮込まれた具材とスパイスが絶妙に溶け合い、うまみが凝縮した無水チキンカリー。ライスとカレーの周りの副菜を混ぜることで味の変化も楽しめる。

TAKABULL CURRY 様

イベント出店用のアイテム制作のご相談をいただいたのは、丹波篠山の無水チキンカリー【TAKABULL CURRY/タカブルカリー】様。
普段から県外の方もこぞって列をなす北海道発祥の人気店ですが、今回はイベントに出店用に備えたい、とのことでした。

事前にじっくりヒアリングを重ね、視認性、空気感、色味の方向性を共有。
ポスターの他に、タカブルカリーさまの世界観を表現するのに調理台の前掛けとテントの横幕のオーダーを注文いただきました。

当日は、営業中に撮影させていただきました。器の配置、窓から入ってくる自然光の角度、テーブルの色味まで細かく調整しました。
特に工夫したのは、光と影のバランス。複雑なカレーの色合いや副菜とのコントラスト、油の照り感が「見た瞬間に感じられるように」意識して設計しています。

前掛けは実店舗のイメージを継承し、余計な要素を削り落としシンプルでスタイリッシュに、清潔感のあるビジュアルに。
横幕は、フォント/サイズにこだわり「フォントが織りなす模様」のような仕上がりになりました。

仕上がったビジュアルは、イベント用のメインポスターとして使用され、出店時にも会場にお邪魔しましたが、カレーの芳醇な香りとも相まって実際にポスターに手を止めて並んでくださる方も多く見受けられました。

——写真は“料理の香り”も“湯気の温度”も映せない。
それでも、見る人の中にそれを想像させる一瞬をつくることはできる。
それが、料理写真撮影で私がいつも大切にしていることです。

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  MANGA-Illustration     
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ディレクション/デザイン:吉嶺 良則
撮影/デザインアシスタント:内藤 ゆうこ